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筑波山 × デジタル、次世代の登山体験ができるスマホアプリ

筑波山 × デジタル、次世代の登山体験ができるスマホアプリ

Safety × Sustainable × Share 筑波山3Sデジタル体験創出プロジェクト

Tsukuba Trail Guardians, 筑波大学, ARC, FULLER, TURBAN

ウィズコロナ時代における強靭で自律的な地域経済の構築に向け、企業の生産性向上や新しい生活様式への対応といった地域の課題解決に最先端デジタル技術を活用する茨城県の「DXイノベーション推進プロジェクト」の一環としてアプリを開発。より楽しく安心・安全な筑波山登山体験の創出を目指し、地元・つくばに縁がある企業や団体、研究・教育機関が共同で取り組んできました。

筑波山登山をもっと楽しく安全にするアプリ

Mount Tsukubaアプリは、初心者から上級者まで登山の醍醐味を味わえる筑波山をより安心・安全に楽しんでいただくために、3S(Safety × Sustainable × Share)の理念のもと、登山道整備を行う団体「つくばトレイルガーディアンズ(以下「TTG」)」が中心となり、茨城県をはじめ警察や消防、地元企業の皆さまのご協力のもとで開発しました。 アプリの機能はすべて無料でお使いいただけますが、持続的な運営と山の整備のための寄付(チップ)をアプリ内課金により募っています。

安心・安全、新しい登山体験をアプリで実現へ

茨城県つくば市の北端に位置する筑波山は、ベテラン登山愛好家はもちろんのこと、登山デビューの初心者にも最適な山です。標高877mと日本百名山の中で最も低いながらも、登山口の一つがある筑波山神社から頂上までの標高差は610mと登りごたえがある上に、首都圏からのアクセスに優れていることが大きな魅力で、毎年多くの登山客が山頂を目指します。

茨城県を代表するアウトドアスポットとして季節を問わず数多くの人々が足を運ぶ筑波山とその周辺地域では、アウトドア層向けの新たな魅力創造や事故防止、安心・安全の確保、利用者負担によるフィールドの整備などが課題となっています。

このような状況の中、筑波山登山アプリ「Mount Tsukuba」は、誰もが登山の楽しみを味わえる筑波山をより安心・安全に楽しめるよう、“3S(Safety × Sustainable × Share)"の理念のもと、登山道整備を行う団体「TTG」を中心に2021年5月、「Safety × Sustainable × Share 筑波山3Sデジタル体験創出プロジェクト」をスタート。茨城県をはじめ警察や消防、地元企業の皆さまのご協力のもとで開発を進め、今般のリリースに至りました。

アウトドアフィールドにデジタル技術を掛け合わせ

「Mount Tsukuba」は『スマホひとつで10倍楽しいアウトドアパラダイス・IBARAKI』をテーマとした筑波山初の登山アプリで、筑波山の3S(Safety × Sustainable × Share)の実現を目指し開発しました。

アウトドアフィールドにデジタル技術を掛け合わせることで、新しくて楽しいアウトドア体験を生み出すと同時に、現実のアウトドアフィールドをより重層的かつ安心・安全に活用することをアプリのコンセプトとしました。

上記のテーマやコンセプトを踏まえ、主に3つの機能をアプリに盛り込みました。

筑波山で登山家気分、ARフラッグで新しい山頂体験

アプリ内のAR(拡張現実)カメラを起動すると、いつでもどこでもオリジナルデザインの「ARフラッグ」が出現します。登頂時の記念撮影などの際にご活用いただくことで、筑波山での体験をより楽しく、特別なものにすることができます。ARフラッグ付きの写真はカメラロールに保存されます。

アプリで簡単に提出ができる「デジタル登山届」

山岳遭難時に警察や消防が捜索・救助活動を行うための手掛かりとなる「登山届」がアプリで簡単に提出できる機能を盛り込みました。これまで頻発していた登山届未提出による遭難事故発見の遅れを防ぎ、遭難事故対応の迅速化につなげることで、これまで以上に安心・安全な筑波山登山に貢献します。

ビーコン連動による新しい登山体験

登山道10コース+2つの山頂に設置されているビーコンをスマホで検知すると、オリジナル缶バッジと引き換えできるアプリ内チケットを獲得できます。多様なコースも楽しんでもらうことで特定の登山道の混雑緩和や登山客の分散を図るとともに、グッズの収集を一つの楽しみにアプリユーザーが筑波山に再来訪することを促します。

主要機能のほか、アプリをダウンロードするともらえる数量限定チケット「オリジナルボトル水」や「温泉割引チケット」も用意。主要機能以外にも登山開始から下山後までおトクに楽しめるさまざまなサービスを搭載しています。

デジタル × アウトドアの新たな体験をさらに拡大

アプリの機能は今後のアップデートとともに順次拡張していく予定で、新たな機能をもとに、幅広い参加者へ新しい登山体験をさらに届けていく所存です。

さらに今回のアプリは、筑波山地域におけるデジタルを活用したより魅力あるアウトドア空間の創出に向けた先行的な実証実験となっております。実証実験で得た成果や知見を生かし、「Safety × Sustainable × Share 筑波山3Sデジタル体験創出プロジェクト」は茨城のアウトドア空間全体に取り組みを拡大し、楽しさの最大化とともに安心・安全で地元にも歓迎される茨城県をデジタルの力で後押しします。

フラーの支援

筑波山登山アプリ「Mount Tsukuba」の開発にあたって、フラーはこれまで手がけてきた長岡花火やSnow Peakといったアウトドア・イベント・レジャー系のアプリ開発やデジタル領域での支援の経験を活かし、アプリ全体の企画立案からデザイン・開発・テスト、他プロダクト含むプロジェクト全体のマネジメントを担当いたしました。

デジタル領域の支援を実際に行う際にフラーが最も大切にしている、現地での複数回にわたるユーザー体験の一環として、メンバーは何度も筑波山登山を敢行。現場での登山体験を重ねることで、軸となる企画や機能を、実際の設計やデザインに組み入れていきました。

フラーは当事者としての視点や課題意識をディレクター、エンジニア、デザイナーなどメンバー全員が体験から共有することで、プロダクトの品質の最大化はもちろんのこと、発注者の先にある事業成功やユーザー体験の向上などを見据えた伴走支援をこれからも展開していきます。

ARC:プロジェクト全体管理・統括
筑波大学:プロジェクト全体のアドバイジングおよびアートディレクション
フラー:アプリ開発およびコンテンツ開発
TTG:アプリと連動した筑波山のサイン・トレイル整備
ターバン:コンテンツ開発およびアプリ実証実験・広報、プロモーション

プロジェクト期間
2021年11月 ー 継続中
作成したもの
モバイルアプリ

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