「食」にまつわる新たなサービスづくりにデジタルで寄り添う

サッポロホールディングスが手がける、家族とのコミュニケーションで家事負担軽減と「食」の楽しさや喜び創出を目指す新たなサービスのスマホアプリ「うちれぴ」について、フラーはデジタル領域全般における知見を生かし、サービスに関するデジタルの戦略づくりからスマホアプリの企画・仕様策定、実際の開発といったアプリローンチにいたるまでの幅広い支援をいたしました。

経営理念に「潤いを創造し 豊かさに貢献する」を掲げているサッポロホールディングスは、理念の体現とともに将来の新たな事業の柱となるビジネスモデルを創出するため、2019年に社内ビジネスコンテストを開催。「うちれぴ」が事業化挑戦権を獲得し、事業化に向けた実証実験を2021年1月から開始しました。
ビジネスアイデアや事業化のビジョンが膨らむ一方、その実現にあたり、事業成長に向けたアプリビジネスのノウハウを必要としている状況でした。
そこで、グループ会社をはじめとする飲料・食品分野における圧倒的なナレッジを蓄積するサッポロホールディングスに、デジタル分野をプロフェッショナル領域とするフラーが連携。様々な協力会社様とともに「うちれぴ」のアプリ戦略において成長と事業化に向けたミッションを手がけることになりました。

取り組み初期の2021年春には、両社によるミーティングを週3〜4回のペースで集中開催し、サービスの課題や成長軌道を描くための方向性を何度も確認しながら、アプリ戦略立案やウェブアプリ内のUI/UX設計、ユーザー獲得施策などを展開。改善を重ねながら機能を実装していきました。

サッポロホールディングスと共創したベータ版ウェブアプリの実証実験では、ユーザーの3人に1人が「家族に今日の献立や食後の感想を共有する」機能を高頻度で利用しており、一定のニーズが認められ、本格的なスマホアプリ開発へと発展しました。

家族やパートナーと「食」を分かち合うことにより、負担軽減にとどまらず「食」本来の楽しさや喜びを創出する「うちれぴ」にとって、アプリローンチはあくまでスタートラインです。サービスの根幹を支えるアプリの安定運用はもちろんのこと、協業・連携パートナーの拡大やアプリグロース施策など、フラーはデジタルに留まらない多様な支援を手がけました。さらに店内向け掲示物やノベルティーのイラストデザインなど、デジタルプロダクトデザインの枠を超えた多様な制作物も手がけました。